注文住宅の土地の選び方とは「ゾーニング」って何?
土地の取得には、土地以外の経費もかかる!
注文住宅を建てると決めたなら、まずは土地選びからです。その際、土地にいくらまでかけられるかが問題になります。総予算から家の予算を差し引いた金額が土地の予算になりますが、土地の場合も坪〇〇万円×坪数ではありません。
土地の予算を決めるときには、土地の代金の他に次の費用を考慮して計算しておくようにしましょう。
- 不動産仲介手数料 不動産会社自体が売主の場合はかかりませんが、違う場合は「土地価格×3%+6万円」を上限にして仲介手数料が発生します。
- 解体費用 買おうとしている土地に建物が建っている場合は、それを取り壊すための費用がかかることがあります。取り壊し費用を負担する場合、床面積の坪単価で3~5万円ほどかかります。古家が木造だと安く、鉄筋コンクリート造などだと高くなります。
- 上下水道・ガス管引き込み費用 敷地内に水道やガスが引き込まれていない場合には、敷設工事が必要になります。水道の引き込みが数十万~100万円、ガスの引き込みが15万~数十万と言われています。
- 擁壁(ようへき)工事 選ぶ土地によっては、新たに擁壁工事が必要な場合があります。斜面の土砂が崩れるのを防ぐための工事で、石積みやコンクリートで固めて作ります。古い石垣の上に家が建っているような住宅がこれに当たります。100万単位の費用になるケースがあるので注意が必要です。
希望の条件を書き出してみよう
土地にかけられる予算が決まったら、買える地域が絞られてきます。そうしたらどんな家にするかを家族で話し合うのと同様に、希望する条件を整理して書き出しておくと土地選びを進めやすくなります。
土地の選び方として、例えば次のような項目について検討してはいかがでしょうか。
希望するエリア
どの沿線、最寄り駅にするかから絞り込んでいくと決めやすいかもしれません。駅からの距離や子どもの学校やスーパー、病院からの距離なども考慮して決めたいところです。
希望する土地の大きさ
これは選ぶ土地の地価に大きく影響されますが「庭は最低何坪確保したい」とか「車2台分の駐車スペースが必要」など、希望する土地の広さの最低ラインは考えておくといいでしょう。
希望する環境
住宅密集地か閑静な住宅街か、緑が多く子どもが遊べるところが多いかなど、周囲の環境も大切です。
100%希望に沿う土地を見つけることは難しいかもしれません。しかし家族の希望に優先順位をつけてどうしても譲れない条件を決めておくだけでも、難航しがちな土地選びをスムーズに進めることができます。
ゾーニングとは?
ゾーニングとは、設計を行う過程のひとつで、空間を用途ごとに分けて考えて、設計していく方法です。例えば、家族みんなで使う部分や来客のある部分は「パブリックスペース」、寝室などは「プライベートスペース」と分けられます。機能ごとに全体を見てエリアを分けることで、効率的な生活同線を考えていくことができます。
土地選びでどうしてゾーニング?と思ったかもしれませんが、ゾーニングは、限られたコストで土地を買い、設計するうえで重要なポイントとなります。
土地のクセは、建物の設計で解決できることも多い
土地の予算と、希望のエリアと広さが釣り合わないこともあるでしょう。そんな場合には、あえて不人気の土地を選ぶという方法もあります。一般的に不人気の土地は同じエリアでも割安なことが多く、希望の広さの土地を予算内で買える可能性が高いのです。
例えば北道路に面した土地は日当たりが悪いとされ、人気がありません。他にも間口が狭くて奥行きが長い土地や敷地延長の旗竿地は不人気です。しかし一見してマイナスポイントとなるこれらの条件は、建物の配置や部屋のゾーニングによって充分カバーできます。
北道路の土地で日当たりが気になるなら、吹き抜けや高窓をうまく使うことで部屋の明るさを確保することができるでしょう。
さらに北道路なら、表から家の中が見えにくいというメリットもあります。
自由設計の注文住宅なら、工夫次第でこうした土地のデメリットをカバーし快適な家づくりをすることができます。よい家づくりとは、よい土地選びだけでも高性能の建物だけでも成立しないものです。
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